21世紀に求められる医療体制の実現をめざしチーム医療の充実に力を注いでいます。そして地域の皆様に信頼され愛される病院作りをめざしています。
私たちは病院の基本理念の担い手として、患者さま、ご家族の立場を尊重し、気遣い・気配り・優しさ・思いやりで病める人の心と体を癒すことができるように最善を尽くすことが大きな使命と考えています。
私たちは患者さまへの心をこめた奉仕の精神を忘れることなく、ノーマライゼーションという考え方を大切にして日々研鑽していきたいと考えています。
平成23年11月からは、新たに精神科救急入院料病棟も開設しました。
この精神科救急入院料病棟では、病床数の半数以上を個室とし、医師・看護師・精神保健福祉士(PSW)などの人員体制も手厚くするなどの基準を満たして、より質の高い医療を提供しております。
早期退院と再入院防止・社会復帰を目標に、患者さまお一人お一人のニーズに沿った、より質の高く効果的な医療を常に提供できるよう、私たちはすでに平成9年からチーム医療を行っています。
患者さま・ご家族を中心に置いて、医師・看護・コメディカルを含めた病院スタッフが医療チームを組み、協力して、インフォームド・コンセント(十分な説明と患者さまの了解)に基づいた医療を推進しています。
精神保健福祉士や臨床心理士・作業療法士・音楽療法士・言語聴覚士など精神科関係のコメディカル・スタッフが充実していることが私たちの強みです。
それぞれのスタッフの精神医療に関する知識・技能を有機的に結合できるよう、日々の病棟カンファランスやスタッフミーティングなどにより、スタッフ間のコミュニケーションを活性化しています。
ご家族は欠かすことのできない治療スタッフの一員と私たちは考えています。入院時や退院時のカンファランスには患者さまだけでなく、ご家族にも参加して頂いています。また、家族教室や家族の集いなども開いてご家族をサポートしています。
デイケアあすなろ、デイナイトケアめぶき、八事訪問看護ステーション虹、天白区障害者基幹相談支援センター かけ橋の利用による社会復帰も推進しています。
デイケア・デイナイトは、外来リハビリテーション治療のひとつで、昼間の時間を同じ悩みを持つ仲間と過ごすことで元気になるための場所です。デイケアは6時間で昼食のみ、デイナイトケアは10時間で3食が提供されます。
革細工・陶芸等の手工芸、音楽、書道、スポーツといったプログラムにも参加できます。就労が目的の人も、デイケア・デイナイトケアを利用しながら家庭生活が安定することが目的の人も、皆仲良く支えあって過ごされています。
人間が素朴に働き、遊び、休み、生きるための日々のあらゆる作業活動を「生活に戻る手段・より良く生きる手段」として利用することが作業療法です。当院では、手工芸・陶芸・料理・体操・レクリエーション・音楽療法その他様々な活動を用いて「より良く生きていくためのお手伝い」をしています。
医師の指示のもと、入院中の患者さまはもちろんのこと、外来通院中の患者さまの利用も可能です。